にがうり(ゴーヤ)
にがうり(ゴーヤ)【概要】
にがうりことゴーヤーの正式名称はツルレイシといいます。にがうり(ゴーヤ)は熱帯で育つウリ科の植物で、原産地は主にインドである。日本では、沖縄料理に欠かせない野菜である。
にがうり(ゴーヤ)の有効成分と効能・効果
ビタミンCが特に豊富で、レモンの約3倍。しかもにがうり(ゴーヤ)のビタミンCは、熟を加えてもほとんど減らない。
ビタミンCは、同じくにがうり(ゴーヤ)の含有成分、カロチンとともに、体内の活性酸素を退治し、動脈硬化を防ぐ働きをする。
そのはか、にがうり(ゴーヤ)にはカリウムやリン、鉄、カルシウムなど、ミネラルもバランスよく含まれている。なかでも特に注目したいのは、紅茶の約4倍含まれる豊富なカリウムだ。
血圧は、カリウムとナトリウムでバランスをとっているが、日本人の食生活は塩分が多いため、ナトリウムの過剰摂取になりやすく、高血圧につながりやすい。
高血圧を防ぐためには、塩分を控えることはもちろんだが、カリウムをきちんと摂ることも重要なのだ。
さらに、にがうり(ゴーヤ)には糖代謝を改善させるビタミンB1や、糖質の吸収を抑制する食物繊維が豊富に含まれている。
糖尿病の人は、高血圧になりがちで、それが合併症を誘発するので、血糖値も血圧も安定させるにがうり(ゴーヤ)は、最適の食品といえる。
またにがうり(ゴーヤ)の苦味成分、モモルデシンは、食欲を増進させ、ビタミンCとカロチンは疲労回復効果があるので、夏パテ防止にも効果が期待できる。
にがうり(ゴーヤ)の食べ方・摂取方法
最近は沖縄の健康食ブームもあり、全国でにがうり(ゴーヤ)が手に入るので料理に取り入れよう。
にがうり(ゴーヤ)は、薄切りにして塩をふり、水気が出たらよく絞って冷水にさらすと苦味が抜ける。また、表面のいぼが大きいもののほうが、いくらか苦味が少ない。あの独特の苦味が苦手な人は覚えておこう。
にがうり(ゴーヤ)は抗酸化物質を含む。また油で炒めることで、カロチンが体内に吸収されやすくなる。
加工食品としては、サプリメントのはか、にがうり(ゴーヤ)の果肉を使って製造されたお茶なども市販されているはか、沖縄では特殊な技術で苦味を取り除き、缶飲料としても飲まれている。
にがうり(ゴーヤ)に含まれる健康成分
にがうり(ゴーヤ)に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。