■牛乳の説明
牛乳はその名の通り牛の乳のことです。牛乳の歴史は古代エジプト第六王朝初代の王であるラティの宰相サッカラの墓には牛の乳搾りを描いたレリーフがあり、少なくとも4000年前には牛乳が使われていたと推測されます。日本では1300年以上前から利用されています。
一般に、骨芽細胞の生成や骨の強化に不可欠なカルシウムは吸収利用されにくいですが、牛乳にはその吸収を助ける乳糖やカゼインホスホペプチドが含まれており、効率よく採ることができます。牛乳は成長期の子どもの骨の形成や骨粗しょう症の予防だけでなく、カルシウム不足によるイライラや不眠症の改善にも有効です。ホウレンソウやダイズ、ヒジキなどカルシウムの働きを助けるマグネシウムを含む食品と一緒に牛乳を摂るとさらに効果がアップします。牛乳には良質のたんぱく質、ビタミンA・ビタミンB・ビタミンE・ビタミンDもバランスよく含んでいるため、身体全体の調子を整え、体力向上に役立ちます。
[牛乳の種類と仲間]
・成分無調整牛乳:搾った生乳をそのまま加熱殺菌したもの。
・低脂肪乳:乳脂肪分を0.5~1.5%ほどに調整した加工乳。
・得濃牛乳:乳脂肪分が3.8%以上のもの。
・牛名称つき牛乳:ジャージーなど特定乳牛の乳を80%以上使用。
・産地限定牛乳:特定産地の乳牛から搾った地名入りの牛乳。
・低温殺菌乳:62~65度で30分間殺菌。牛乳本来の味が生きている。
・メラトニンミルク:メラトニンが多く分泌される夜間に搾乳し、睡眠導入に効果があるとされる。市場にも広く出回っている。
[牛乳の選び方のポイント]
できるだけ新鮮なものを選びましょう。低脂肪乳や特濃牛乳など脂肪分の違うものがあるので、味の好みや健康上の観点から選ぶとよいです。
[牛乳の保存方法]
冷蔵庫で保存しましょう。細菌が繁殖しやすいため注ぎ口に手を触れないように注意し、開封後は2日程度で使いきる。
[牛乳の主な栄養素(可食部100g当たり/生乳・ホルスタイン種)]
・たんぱく質・・・3.2g(アミノ酸スコア100)
・脂質・・・3.7g
・カルシウム・・・110mg
・ビタミンA・・・37μg
・ビタミンB・・・0.15mg
エネルギー:66kcal(100g当たり)
[牛乳の主な生理機能成分(推定機能)]
・ラクトフェリン(抗菌作用、免疫機能調節、細胞増殖、抗酸化)
多機能たんぱく質。細菌の繁殖・感染阻止。免疫力強化。ガン予防。
・乳糖(ビフィズス菌増殖、ガラクトース供給)
便通を促進。カルシウムの吸収率を高める。
・カゼインホスホペプチド(Ca吸収促進)
カルシウムの吸収率を高める。
・オピオイド関連ペプチド(鎮痛、血圧調節、神経調節)
疼痛を緩和し、神経を鎮静。血圧を正常にする。
・オリゴペプチド(血圧調節)
アンギオテンシンⅠ変換酵素阻害因子。血圧上昇に働くホルモンの生成を抑制し、高血圧を予防。
[牛乳の期待される効果・効能]
成長促進 骨の強化 免疫力強化 自律神経機能調整 リラックス効果 高血圧予防 便秘改善
■牛乳に含まれる健康成分
牛乳に含まれる健康成分には以下のようなものがあります。
カゼインホスホペプチド
□牛乳に含まれる成分(カゼインホスホペプチド)の効果があると思われるもの 貧血 / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / たんぱく質
□牛乳に含まれる成分(たんぱく質)の効果があると思われるもの 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 骨粗しょう症(骨粗鬆症) / 筋肉強化(筋力強化) / 筋肉痛 / 筋肉疲労 / 免疫力強化 / パントテン酸(ビタミンB5)
□牛乳に含まれる成分(パントテン酸(ビタミンB5))の効果があると思われるもの 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 疲労回復 / ストレス / ビタミンA(カロチン)
□牛乳に含まれる成分(ビタミンA(カロチン))の効果があると思われるもの 老化(アンチエイジング) / 免疫力強化 / 粘膜の強化 / 抗酸化作用 / 風邪 / 視力回復 / 毛髪(抜け毛、薄毛、はげ) / 胃 / 美肌 / 美白 / ビタミンU
□牛乳に含まれる成分(ビタミンU)の効果があると思われるもの 十二指腸潰瘍 / 胃潰瘍 / 胃酸過多 / 胃腸病 / モリブデン
□牛乳に含まれる成分(モリブデン)の効果があると思われるもの ガン(癌) / 疲労回復 / 貧血 / ラクトフェリン
□牛乳に含まれる成分(ラクトフェリン)の効果があると思われるもの C型肝炎 / B型肝炎 / 整腸作用 / 抗菌・殺菌 / 貧血 / 抗酸化作用 / リジン
□牛乳に含まれる成分(リジン)の効果があると思われるもの 肝機能 / 疲労回復 / 成長促進作用 / 集中力向上 /
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