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歯茎に関する説明

歯茎

歯茎【概要】

  • 歯茎とは正式には歯肉と呼ばれる歯を固定する組織の一つ。
  • 歯茎はクッションや有害物質の侵入を防ぐ役割も持っている。
  • 歯茎の病気の代表は歯肉炎と歯周炎という歯周病。

歯茎とは歯を支えているピンク色の部分のことで、医学的には歯肉と呼ばれます。歯茎という呼び方は俗称です。

歯茎はを固定する役割を持つ歯周組織と言われるものの一つです。歯周組織には歯槽骨、歯根膜、セメント質などがあります。

歯茎の役割

歯茎の主な役割は歯をしっかり固定することにありますが、その他に「モノを噛んだ時、他の組織への衝撃を和らげるクッションの役割を果たす」、また「歯の隙間から細菌や毒素が入るのを防ぐ」という重要な役割もあります。

その他に歯茎は歯がない場合でも重要な役割を果たします。歯を失った場合の治療として「入れ歯」や「インプラント」などがありますが、これらの治療は歯茎が無いと実施できません。歯茎は歯の代用物の大切な土台でもあるのです。

歯茎における病気の症状

歯茎における病気の症状には次のようなものがあります。

歯茎が腫れる

歯茎が1、2日で部分的に腫れ、痛みを伴い、場合によっては出血や膿を伴う場合は歯肉炎や歯周病、智歯周囲炎など化膿性の炎症が疑われます。

歯茎が全体的(もしくは多くの部分)に急に腫れ、痛みがある場合にはウィルス性口内炎が考えられます。また出血を伴う場合は白血病や壊血病など血液系の病気の可能性がありますので、早急に医師に診てもらいましょう。

歯茎から出血する

歯茎からの少量の出血は、歯周病、歯肉炎が考えられます。出血が持続する場合は血小板減少症、壊血病、白血病など血液疾患の疑いが持たれます。

歯茎から膿が出る

歯茎から膿がでるのは歯周病(歯槽膿漏)です。歯槽膿漏の場合、膿とともに口臭がきつくなる特徴もあります。

歯茎の病気

歯茎の病気と言うと殆どの場合は歯周病になります。ただし、歯周病とは歯周疾患とも言い、歯周組織に発生する病気の総称です。

歯周病は大きく歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)があります。

歯肉炎

歯肉炎は歯周炎の全段階の症状で、歯肉のみに炎症が起こる病気です。歯肉炎は触れると激しい痛みを伴い、高熱が出ることもあります。

歯肉炎は主に不十分な歯磨きが原因になりますが、妊娠によるホルモンの乱れ、白血病などの場合にも発病することがあります。

歯周炎(歯槽膿漏)

歯周炎は歯槽膿漏と言う名称でもよく知られた病気です。歯周炎の初期症状は歯茎の炎症や出血ですが、症状が進むと膿が出たり、歯茎が下がってきて最終的には歯が抜け落ちてしまいます。

歯周炎をはじめとする歯周病の殆どは歯垢(プラーク)が原因で起こりますが、日頃、きちんと歯磨きをすれば防げる病気ですので、毎日のケアが大切です。

歯茎に効果があると思われる食品成分

歯茎に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。

□歯茎に効果があると思われるビタミンKを含む食品
バター / 豆苗 / 大麦若葉 / 綿実油 / 落花生油 / 三つ葉(ミツバ) / パセリ / ・・・もっと見る
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