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便秘に関する説明

新生児の赤ちゃん・幼児の便秘解消法

赤ちゃんや幼児の便秘に悩まれているお母さんやお父さんが多くいます。しかし子供を持つ親なら必ず一度はこのような心配をしたことがあるというぐらい、赤ちゃんや幼児の便秘は珍しくありません。

そうは言っても子供の苦しんでいる顔を見るのは辛いものです。それらを少しでも軽減できるよう、まずしっかり赤ちゃんや幼児の便秘に対する知識を蓄えておきましょう。

赤ちゃんや幼児の便秘にはいくつかの共通点があります。その対処法もありますが、基本的に即効性を期待できるものではなく、その多くは便秘の予防に重点をおかれていることを念頭にいれてください。

赤ちゃんや幼児の便秘が珍しくないとは言いましたが、慢性的であったり、苦しみ方が酷いようであれば話は別です。先天性の病気の可能性もありますので、その場合は迷わず医師に相談しましょう。

新生児の赤ちゃん・幼児における便秘の症状

まず、大人と同じで2、3日間程度便がなくても問題ない場合が多いですが、3日以上排便がない場合は便秘を疑いましょう。便秘になるとお腹が痛くなるため機嫌が悪くなったり、食欲が低下したり、発熱や嘔吐をすることもあります。

また腹部が膨張してきたり、いきんでも排便できない、排便できた時に肛門が裂けてしまうなどの症状が現れることもあります。

新生児の赤ちゃん・幼児が便秘になる原因

新生児の赤ちゃんや幼児には便秘になる要素がいくつかあります。もともと赤ちゃんや幼児の体はまだ不完全な部分も多いので便秘になりやすいと言えます。新生児の赤ちゃん・幼児が便秘になる主な原因は次のようなものがあります。

【新生児の赤ちゃん・幼児が便秘になる主な原因】

●体(手足)の冷え

赤ちゃんの便秘の多くはこの冷えが原因とも言われています。

副交感神経が優位になると胃腸機能が高まり、排便しやすくなります。逆に交感神経が優位になると緊張状態が続き、便秘がちになります。

体が冷えると交感神経が優位になります。特に手足の冷えは交感神経が優位になり、便秘か下痢になりやすくなります。

赤ちゃんが便秘がちになったら、手足を冷やすことが多くなっていないか気をつけてみましょう。足の冷えはパンツや靴下のゴムがきついことも原因になりますので注意が必要です。

●水分が足りない

新生児の赤ちゃん・幼児が便秘になる一番の原因はこれです。特に離乳食前の赤ちゃんの便秘は殆どがこれが原因と言っていいかと思います。赤ちゃん・幼児はとにかく水分を排出しますので、水分不足になりがちです。水分が不足すると便が固くなり排便しにくくなることから便秘の原因になります。便が固くなってきたと思ったら、水分不足に気をつけましょう。

●食事量の不足

食事量(特に食物繊維)が少ないと、便自体の量も少なく当然排便に至りません。これ自体は特に問題は無いのですが、便量が少ない期間が続き、排便が行われないと便の水分が腸に吸収され、便が固くなり排便しにくい状態となり便秘の原因になります。

●運動不足

運動不足は腸の働きを低下する要因となります。また運動が不足すると食欲も減少してしまう傾向があるため食事量が減ったり、偏った食事になることで便秘の原因になることがあります。

●腸内環境

通常離乳前の赤ちゃんの腸内環境には多くの善玉菌がいます。しかし離乳時期に偏った食事が続くと善玉菌が減り便秘になりやすい体質となってしまいます。

●腹筋が弱い

赤ちゃんや幼児のお腹がでているのは腹筋が弱いためです。腹筋が弱いと硬い便を排出できず、更に便が固くなって便秘になるという悪循環をつくります。

その他にも精神的なストレスや過去の便秘による排便への嫌悪感、過度のしつけによる便意の我慢などから便秘になることもあるようです。

新生児の赤ちゃん・幼児の便秘解消法

新生児の赤ちゃん・幼児の便秘解消法は食生活の改善がメインとなります。その他にも運動やマッサージなどがあり、根本的なところでは大人の便秘と同じ解消法となります。具体的な例では次のようなものがあります。

【新生児の赤ちゃん・幼児の便秘解消法】

●体(手足)を温める

「お風呂に入れると赤ちゃんがウンチをしてしまう」というのはよく聞く話です。これは体が温まったために副交感神経が優位になり胃腸機能が活発になるためです。

赤ちゃんの便秘は多くの場合、体(手足)の冷えが原因と言われることもあります。もし赤ちゃんが便秘がちになったら、まずは体を温めることに気を使いましょう。

特に手足は腸と自律神経でつながっていますので冷やさないようにしましょう。また、赤ちゃんを湯船で温めながら、優しく腸を時計回りにマッサージするのも効果的です。

●マメな水分補給

前述の通り、新生児の赤ちゃん・幼児は水分不足になりがちですので、便が硬くなりだしたら水や麦茶などでマメに水分補給をしましょう。

大切なのは一度に沢山飲まないことです。あくまでも”マメ”に”何度も”というのが重要です。一度に沢山飲んでしまうと、それで満腹になり食事量が経ることがあるので逆効果になる可能性があります。

また朝、起きぬけに少しでもいいので水を飲ませることも効果的とのことです。

離乳後の幼児に関しては野菜ジュースや牛乳での水分補給もいいですが、これも満腹感を与える可能性があるので頻度は少なめにして、基本は水か麦茶にしましょう。

●食物繊維の摂取(離乳後の幼児のみ)

幼児の便秘は直腸性便秘の傾向があるので、食物繊維の中でも水溶性食物繊維を多くとることがオススメです。現実的に幼児が食べられる水溶性食物繊維にはオクラ人参納豆かぼちゃブロッコリーなどがあります。また果物ではプルーンやブルーベリー、柑橘類全般もオススメです。

注意点として、水溶性食物繊維は摂り過ぎると下痢になる可能性があるので摂り過ぎには気をつけましょう。また水溶性食物繊維を摂る場合もマメな水分補給を並行して行いましょう。尚、多少の油分も排便に有効ですので水溶性食物繊維と一緒に摂るようにしましょう。

●乳酸菌もしくはオリゴ糖を摂る(離乳後の幼児のみ)

腸の働きを活発にして便秘を解消するのは大人も子供も同じです。乳酸菌を摂るには納豆、漬物、味噌といった発酵食品とヨーグルト牛乳チーズといった乳製品を食べることが効果的です。

また乳酸菌を摂取するのではなく、体内にある乳酸菌を増やすことも効果的です。乳酸菌を増やす代表格はオリゴ糖です。オリゴ糖は乳酸菌の一種であるビフィズス菌を増やすことでよく知られています。オリゴ糖は大豆バナナ玉ねぎなどに含まれていますが、人工甘味料としても多く使われているので、それらを利用する方法もあります。

●適度な運動をする

運動をすると自律神経が刺激され腸の動きが活発になったり、腹筋を使うことにより腸を外から刺激して排便を促す効果があります。また運動することで普段食の細い幼児でも食欲が増し、食物繊維を摂取するキッカケにもなるので便秘解消に効果的と言えます。

●マッサージをする

マッサージも新生児の赤ちゃん・幼児の便秘解消法の一つです。効果的なマッサージとして知られているのが「”の”の字マッサージ」です。

【「の」の字マッサージ】
おへそを中心に平仮名の「の」の字を書くように時計回りに、お腹をやさしくなでます。「の」の字をなでることで、便の通り道に沿って大腸を刺激し排便を促進させます。

「の」の字に拘らず、お腹を優しく撫でてあげるだけでも便秘解消のマッサージになります。

●綿棒浣腸

綿棒浣腸は赤ちゃんの便秘解消方法としてよく知られています。綿棒浣腸とは綿棒にベビーオイルまたはオリーブオイルを塗って、肛門を突っつくことで刺激を与え、排便させることです。

綿棒浣腸を行う際はいくつかのポイントがあります。

・肛門に傷がある場合はやめる
・ベビーオイルまたはオリーブオイルはたっぷり塗る
・肛門の周りにもベビーオイルまたはオリーブオイルを塗る
・ウンチがでてもいいようにオムツ替えしーとや新聞紙を敷く
・肛門を突っつく時は綿棒の綿球が隠れるくらいまでゆっくり挿入する
・挿入したら優しく優しく肛門を広げる感じで5回ぐらい回す
・固いウンチが見える場合は掻きだしてあげる
・出血がでたらすぐやめる。出血が多い場合はすぐ医師に診てもらう

綿棒浣腸は病院でも教えてくれますので、やり方が分からなければ病院で聞いてみましょう。

厳密には綿棒浣腸は排便を促す方法であり、根本的に便秘を解消するものではありません。慢性的な便秘の場合はやはり食事による便秘解消法を検討しましょう。

新生児の赤ちゃん・幼児の便秘できをつけること・注意点

新生児の赤ちゃん・幼児の便秘で一番気をつけることは便秘を慢性化させないということです。便秘の原因は食生活などの生活習慣によるものから体質的なもの、腸管運動の発達の遅れなど様々です。

それぞれの原因の場合も成長するに従って改善されてくるものですが、便秘が慢性化してしまうと改善がうまくいかなくなることがあるようです。

基本的に新生児の赤ちゃん・幼児の便秘は前述の通り食生活や生活習慣で解消していくべきですが、まずは慢性化させないように多少強制的にでも排便させることを優先すべきだそうです。多少強制的というのは前述の綿棒浣腸や幼児用の糖類下剤、浣腸などを用いることです(勿論、事前に薬剤師に相談しましょう)。

ただし、食生活や生活習慣で改善できず慢性化する傾向があれば迷わず医師に相談しましょう。

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