> 

認知症に関する説明

認知症

認知症【概要】

認知症には、「アルツハイマー型認知症」と「血管性認知症」とがあります。現在では、「アルツハイマー型認知症」が全体の6割を占めるといわれています

認知症はかつて痴呆症もしくは”ぼけ”と言われていましたが、現在では認知症という呼び方で統一されています。

認知症の症状

もの忘れは加齢とともに起きる自然な老化現象です。誰でも40歳ぐらいになると、「財布をどこに置いたか忘れてしまった」という経験をするものです。これは脳の老化の始まりですが、「もの忘れが多くなった」という自覚症状があれば、正常な状態です。この場合は、日常生活を普通に送れます。

しかし、財布を置き忘れたこと自体を忘れてしまうようになると、認知症が進んでいるサインです。やがて、忘れるだけでなく、「財布を盗まれた」という妄想が起こったり、日時や自分のいる場所がわからなくなったりします。さらに症状が進むと、人格障害が起こることもあり、最後は社会的な生活を送ることができなくなっていきます。

認知症のおもな初期症状
●同じことをいったり、たずねたりする。
●人や物の名前が出てこない。
●物の置き忘れ、しまい忘れが多くなる。
●物をとられた」など、被害妄想的なことを口にする。
●時間や場所がわからないことがある。
●怒りっぽくなる。
●etc.

認知症の原因

認知症の原因は「アルツハイマー型認知症」と「血管性認知症」で異なります。

アルツハイマー型認知症」の原因はまだよくわかっていません。ただ何らかの原因により脳の細胞が変性(性状、性質が変わる)したり消失した結果、脳が縮んで認知症にが発症すると考えられています。

血管性認知症」は脳の血管に小さいつまりや出血が起こり、その部分の血行が途絶えることによって発症します。こうした軽度の脳梗塞や出血の原因は、動脈硬化などの生活習慣病なので予防が可能です。

認知症とは別ですがビタミンB1不足で、認知症のような症状が起きることがあります。ビタミンB1は体内で糖を代謝し、エネルギーに換える働きを支えているので、ビタミンB1が不足すると疲れやすくなって、全身がだるくなります。同時に脳のエネルギーも不足するので、もの忘れなどの症状が起こることがあります。食事でビタミンB1を補っても、もの忘れの症状が改善しないときは、認知症を疑って病院で検査を受けましょう。認知症の治療には、早期発見が非常に大切です。

認知症の予防

認知症は生活習慣によって認知症の発症が低くなる傾向があるようです。

「アルツハイマー型認知症」の発症が低くなる生活習慣で気をつけるポイントは以下のようなものです。

●食習慣
野菜や果物、魚、抗酸化作用(ポリフェノールなど)のある食品をバランスよく摂る。
●運動習慣
ウォーキングなどの有酸素運動を週3日以上行う。
●対人接触
人との会話や大笑いをすることなどを日常的に行う。
●知的行動習慣
文章を書く、読む、パズルを解くなど。

「血管性認知症」の場合は、基本的に脳梗塞や脳出血を防ぐことが最大の予防策になります。その為には動脈硬化高血圧糖尿病脂質異常に気をつける必要があります。

つまり、活性酸素の除去や悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の抑制等が必要で、肥満ストレスは特に気をつける必要があります。

認知症の予防に効果的な食事

認知症の予防には、を活性化させることが必要です。そのために、有効とされる成分がホスファチジルセリンです。これは、脳の神経細胞を包む膜の成分のひとつで、神経細胞を活性化させ、情報伝達をすみやかに行うために働いています。

ホスファチジルセリンは、卵黄大豆・大豆製品に多く含まれています。納豆に卵黄といった組み合わせでとると効率的です。

脳の機能を活性化する成分としては、イチョウ葉エキスに含まれるギンコライド、青背負に含まれるDHAEPAなども有効です。イチョウ菓エキスはお茶でとり、青背魚はさばあじさんまなど旬の魚でとるといいでしょう。

そのほかに、脳の唯一のエネルギーとなるブドウ糖をすばやく供給するはちみつ、体内での糖代謝に欠かせないビタミンB1を供給する豚肉、エネルギー産生に欠かせない酢酸を供給する黒酢なども、脳の活性化のためにおすすめの食品です。

加えて、高血圧、糖尿病、脂質異骨症といった生活習慣病を引き起こす原因となる、活性酸素の除去も必要です。にんじんかぼちゃなどの緑黄色野菜からβ-カロテンを、キングサーモンやかぼちゃ、アーモンドなどからビタミンEを、いろいろな野菜やフルーツから多様なポリフェノールをとりましょう。

認知症の治療

認知症を完全に治療することは現在のところ不可能のようです。ただし、適切な治療によって進行を遅らせることはできます。治療の方法としては主に「薬物療法」「非薬物療法」「介護」があります。

「薬物療法」は認知症治療薬や抗うつ薬、睡眠薬などを用いる方法で、「非薬物療法」は薬を用いず、脳を活性化して生活能力を維持・向上させるリハビリテーションです。「介護」は直接的な治療ではありませんが、介護の質により認知症の進行に影響を与えることがあるようです。

いずれにせよ、認知症は早期発見が大変重要ですので、少しでも疑いがあった場合はご自分で判断せず、すぐ医師に相談しましょう。

認知症に効果があると思われる食品成分

認知症に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。

□認知症に効果があると思われるギンコライドを含む食品
イチョウ葉 / ・・・もっと見る
□認知症に効果があると思われるコリンを含む食品
カモミール(カミツレ) / レバー / そば(蕎麦) / 牛肉 / 大豆 / 卵(たまご) / カキドオシ / ・・・もっと見る
□認知症に効果があると思われるピクノジェノールを含む食品
松の皮 / ・・・もっと見る
□認知症に効果があると思われるPS(ホスファチジルセリン)を含む食品
牛肉 / 落花生(らっかせい) / 大豆 / ・・・もっと見る
■認知症についてもっと調べる
下の検索フォームに認知症について調べたいことがらを入力して検索ボタンを押して下さい。単語で区切ると便利です。(ex.「認知症 食事」 →検索)
Yahoo!ブックマークに登録
  • このエントリーをはてなブックマークに追加