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C型肝炎に関する説明

C型肝炎

C型肝炎【概要】

  • C型肝炎とは血液感染するウィルス性肝炎のひとつ。
  • C型肝炎は自覚症状の無いまま、肝硬変や肝がんに移行する危険がある。
  • C型肝炎の治療目的はウィルスの排除と肝硬変・肝がんの阻止。

C型肝炎とは主に血液によって感染するウィルス性肝炎の一種です。ウィルス性肝炎は肝臓の病気ですが、現在(2014年3月)までのところ「A型肝炎」「B型肝炎」「C型肝炎」「D型肝炎」「E型肝炎」「G型肝炎」「TT型肝炎」が見つかっていますが、この内のC型肝炎ウィルス (HCV) の感染による病気がC型肝炎です。

C型肝炎は急性肝炎および慢性肝炎の両方の症状を持ちますが、7割の患者が慢性肝炎に進行し、その内の3~4割が肝硬変に、そしてその内の約7%が肝がんに進行すると言われます。実に日本国内の肝がん患者の内、7割がC型肝炎の方と言われます。

C型肝炎は輸血による感染が大半を占め、過去に社会問題になりましたが、現在では輸血用血液に対してはHCV抗体を用いたスクリーニングが導入されており、輸血後におけるC肝炎の発生は殆どみられなくなっています。

C型肝炎は性行為での感染や母子感染はあまり無く、現在の感染経路は主に覚せい剤など薬物使用時における注射の回し打ちや刺青、ピアッシングなどで、若者による感染が増えてきているのが特徴です。

C型肝炎の症状

C型肝炎の潜伏期間はおよそ2~16週程度です。症状は他の急性肝炎と同様で発熱や関節痛、食欲不振、嘔吐など風邪のような症状が現れることがあります。ただし、C型肝炎はA型、B型肝炎に比べると軽い例が多く、単なる風邪や疲れと思っていることも多くあるようです。

その後、一過性のものとして治癒してしまう場合もありますが、7割はウィルスが潜伏したまま慢性肝炎へ進行します。

C型肝炎の場合、慢性肝炎になっても無症状の場合が多く日常生活においてもそれ程不便はありませんが、時に全身倦怠感や黄疸などの症状が出ることがあります。

更に20~30年慢性肝炎の状態が続き、その内6割は肝硬変へ進行するケースに分かれます。肝硬変に進行した場合、その内の7%は肝がんを発症すると言われます。

C型肝炎で怖いのは自覚症状の無いまま(つまり気づかないうちに)肝硬変、肝がんに移行することがあることです。

C型肝炎の診断

C型肝炎ウィルスが体内に侵入したことで抗体(HCV抗体)が産生されますが、ウイルスの感染から抗体陽性となるまでには約1ヶ月かかります。したがって、病初期における診断はウイルスの遺伝子であるHCV-RNAを測定することで得られます。

しかしC型肝炎は単なる検診では感染に気づかない場合もあり、輸血や注射、ピアッシングや手術など感染の原因となるような事項を確認し医師に伝えることが重要です。

C型肝炎の治療

C型肝炎の治療は主に2つの方向性があります。一つはC型肝炎ウィルスを排除するもので、もう一つはC型肝炎が肝硬変や肝がんへ移行するのを阻止するものです。

現在、C型肝炎ウィルスを排除できる可能性があるのはインターフェロンを使った治療です。インターフェロンとはウィルスなどの感染を受けた時に作られるたんぱく質です。このインターフェロンには免疫活性作用や腫瘍細胞増殖抑制作用などがあり、ウィルスの抑制・消滅を促進させる働きがあります。

インターフェロンは体内でも作られますが、それでは量が足りないので医薬品として開発されたものを体内に注入します。

以前はインターフェロンの効果が低い割には副作用が強く、また費用も高いなどの問題がありましたが、現在では研究や開発によって効果性が上がり副作用も軽減されています。

C型肝炎が肝硬変や肝がんへ移行するのを阻止する治療は肝庇護療法と呼ばれますが、グリチルリチンやウルソデオキシコール酸と言った肝庇護薬と言われる薬物治療を行い、肝臓を正常に保つことを目的としています。

C型肝炎の治療に効果的な食事・栄養成分

C型肝炎の治療には食事も重要な要素となります。C型肝炎に効果的な食事や栄養素とは、「肝臓によい」ものだったり「肝機能の低下を補う」ようなものです。具体的には次のようなものがあります。

鉄分の制限

C型肝炎の方は肝臓に鉄分が蓄積する傾向にあります。肝臓に鉄分が蓄積すると活性酸素が増え、肝臓内の細胞を攻撃しC型肝炎の症状を悪化させます。

良質なたんぱく質を摂る

C型肝炎になると肝臓の細胞が損傷と再生を通常より頻繁に繰り返すことになります。大豆や鶏肉など良質のたんぱく質を摂ることで、肝臓が細胞を再生するのを助けます。

ビタミンを摂る

肝機能が低下するとビタミン吸収が弱くなるにも関わらず、肝臓細胞の再生にはビタミンが必要です。特にインターフェロン療法を行っている場合はビタミンを多く摂る必要があります。
ただし、ビタミンCは鉄分の吸収を促進するのであまり多く摂ってはいけません。

ミネラルを摂る

C型肝炎の方は、ミネラルの中でもカルシウムマグネシウムリン亜鉛が不足する傾向にあります。

規則正しく食べる

不規則な食事は消化のリズムが狂い肝臓に負担がかかります。

※ウコンの摂取には注意が必要
ウコンに含まれるクルクミンは肝機能を高める効果がありますが、ウコンは鉄分を多く含むためC型肝炎の方には向きません。摂取には注意が必要です。

C型肝炎の予防

C型肝炎には予防ワクチンがありません。つまりC型肝炎を予防するには感染経路であるC型肝炎ウイルス感染者の血液や体液に直接触れないことで予防するしか方法はありません。

C型肝炎に効果があると思われる食品成分

C型肝炎に効果があると思われる健康成分には以下のようなものがあります。

□C型肝炎に効果があると思われるたんぱく質を含む食品
スピルリナ / ソーセージ / ハム / いさき / 高野豆腐(凍り豆腐) / アルファルファ / 豚もも肉 / ・・・もっと見る
□C型肝炎に効果があると思われるラクトフェリンを含む食品
牛乳 / チーズ / ・・・もっと見る
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